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令和5年労災発生状況 死亡災害が最少に
2024-07-09

厚生労働省は令和5年の労働災害発生状況をまとめました。新型コロナウイルスの罹患によるものを除いた死亡災害は過去最少だった前年より19人少ない755人で、6年連続で最少を記録しました。発生件数の4割近くを占めていた建設業が58人減と大きく減少しています。これに対して休業4日以上の死傷災害は、前年に比べて2・3%増となり、増加傾向に歯止めがかかっていません。

 死亡災害を業種別にみますと、最も多いのは建設業で、223人。前年に比べて20・6%減少しており、全産業に占める割合は前年の36・3%から29・5%へと大きく低下しました。次いで製造業が138人(前年比1・4%減)となっています。

 一方、死傷災害は平成22年以降おおむね増加傾向にあります。5年は前年比3016人増の13万5371人に上りました。業種別では製造業が2万7194人(1・9%増)で最も多く、以下、小売業を含む商業2万1637人(0・1%減)、保健衛生業1万8786人(9・0%増)と続きました。
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