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コロナ労災 請求20件 医療、福祉、介護で19件 群馬労働局
2020-12-24
群馬労働局は1日、業務中に新型コロナウイルスに感染したとする労働者からの労災請求が11月27日までに20件あったと公表しました。内訳は医療や福祉、介護の従事者が
19件、それ以外が1件でした。
最初の請求があった5月以降の件数を集計しました。20件のうち、16件は既に労災保険の支給を終えています。残りの4件は支給対象となるか調査中としています。
同日時点で、全国では計2184件の請求がありました。このうち医療や福祉、介護の従事者は1690件、それ以外は486件、海外出張者は8件でした。
厚生労働省は医療や福祉、介護の従事者が新型コロナウイルスに感染した際の労災認定について、業務外で感染したことが明らかな場合を除き原則として労災保険の支給対象としています。
全国では、クラスター(感染者集団)が発生した飲食店の従業員が労災認定された事例もあり、群馬労働局は「医療や福祉、介護以外も業務中の感染と認められれば保険給付の対象となる」とし、相談を呼び掛けています。