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請求の増加が続く ▽厚労省・過労死等労災補償状況△ 精神障害は10年連続に
2019-09-16
厚生労働省が取りまとめた平成30年度過労死等の労災補償状況で、請求件数が近年増え続けていることが分かりました。とくに精神障害の請求は前年度比88件増の1820件に上り、10年連続で増えました。支給決定件数は41件減の465件で、業務上・外の決定件数に占める認定率は31・8%でした。
 精神障害のうち、未遂を含む自殺事案の請求件数は200件で、支給決定は76件でした。
 支給決定を業種別(中分類)にみますと、「道路貨物運送業」が37件で最多。以下、「医療業」と「社会保険・社会福祉・介護事業」がともに35件、「総合工事業」23件、「飲食店」23件と続きます。
 職種別(大分類)では、専門的・技術的職業従事者が118件に上ったほか、販売従事者(62件)や事務従事者(59件)などが多いです。
 一方、脳・心臓疾患の請求は37件増の877件となり、4年連続増加でした。支給決定は15件減の238件で、近年はおおむね減少傾向にあります。
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