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4割超で違法残業
2024-10-24

厚生労働省は、長時間労働が疑われる事業場を対象に令和5年度に実施した監督指導結果を公表しました。対象となった2万6117事業場のうち、44・5%に当たる1万1610事業場で違法な長時間労働を確認し、是正勧告書を交付しています。

 監督指導は、時間外・休日労働時間数が月80時間を超えていると考えられる事業場や、過労死などの労災請求が行われた事業場を対象に、労働基準監督署が実施しました。36協定で定めた限度を超える時間外労働や、上限規制に抵触する長時間労働などが発覚した事業場に対し、是正・改善に向けた指導を行っています。

 そのうち、時間外・休日労働の実績が月80時間を超える事業場割合は48・9%。月100時間超は29・4%に上りました。

 監督指導では、労働時間の把握や健康診断を行っていないなど、健康障害防止措置に関する違反も、全体の22・4%に当たる5848事業場で確認しました。

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