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長時間労働が疑われる事業場に対する監督指導結果について
2022-12-06
法違反の状況(是正勧告書を交付したもの)
1 重点監督の実施件数
785事業場に対して監督指導を実施し、612事業場で労働基準関係法令違反が認められました。
2 主な違反事項
⑴ 違法な時間外労働があったもの:
237事業場
うち、時間外・休日労働の実績が最も長い労働者の時間数が月80時間を超えるもの:91事業場
うち、月100時間を超えるもの:
49事業場
うち、月150時間を超えるもの:
12事業場
うち、月200時間を超えるもの:
2事業場
⑵ 賃金不払残業があったもの:73事業場
⑶ 過重労働による健康障害防止措置が未実施のもの:126事業場
主な健康障害防止に係る指導状況
(指導票を交付したもの)
1 過重労働による健康障害防止措置が不十分なため改善を指導したもの:
335事業場
うち、時間外・休日労働を月80時間以内に削減するよう指導したもの:
136事業場
2 労働時間の把握が不適正なため指導したもの:105事業場
監督指導により把握した実態
1 時間外・休日労働時間が最長の者の実績
監督指導を実施した結果、違法な時間外労働があった237事業場において、時間外・休日労働が最長の者を確認したところ、91事業場で1か月80時間を、うち49事業場で1か月100時間を、うち12事業場で1か月150時間を、うち2事業場で1か月200時間を超えていました。
2 労働時間の管理方法
監督指導を実施した事業場において、労働時間の管理方法を確認したところ、30事業場で使用者が自ら現認することにより確認し、384事業場でタイムカードを基礎に確認し、171事業場でICカード、IDカードを基礎に確認し、204事業場で自己申告制により確認し、始業・終業時刻等を記録していました。