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外国人技能実習生の実習実施 機関に対する監督指導の状況 (令和3年)
2022-12-02
1 監督指導状況
⑴ 県内の労働基準監督機関において、実習実施機関に対して197件の監督指導を実施し、その73・6%に当たる145件で労働基準関係法令違反が認められました。
違反は実習実施機関に認められたものであり、日本人労働者に係る違反も含まれます。
⑵ 令和3年における主な違反内容は、①使用する機械等の安全基準38件(19・3%)、②就業規則関係31件(15・7%)、③割増賃金の支払26件(13・2%)の順に多くなりました。
2 申告状況
⑴ 令和3年に技能実習生から労働基準監督機関に対して労働基準関係法令違反の是正を求めてなされた申告は5件でした。
⑵ 過去5年間における主な申告内容は、①賃金や割増賃金の不払(25件)、②支払われる賃金額が最低賃金額未満(3件)などです。
3 労働基準監督機関と出入国管理
機関との相互通報状況
⑴ 技能実習生の労働条件の確保を図るため、労働基準監督機関では、出入国管理機関・外国人技能実習機構との間で、その監督等の結果を相互に通報しています。
⑵ 労働基準監督機関から出入国管理機関・外国人技能実習機構へ通報(※1)した件数は8件、出入国管理機関・外国人技能実習機構から労働基準監督機関へ通報(※2)された件数は9件でした。
※1 労働基準監督機関において実習実施者に対して監督指導等を実施した結果、技能実習生に係る労働基準関係法令違反が認められた事案
※2 出入国管理機関・外国人技能実習機構において実習実施者を調査した結果、技能実習生に係る労働基準関係法令違反の疑いがあると認められた事案