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　厚生労働省は、２０２１年度における賃金不払い残業の是正結果を明らかにしました。割増賃金が適正に支払われていないとして是正指導した企業のうち、合計１００万円以上の割増賃金を遡及払いした企業は１０６９社で、支払い総額は前年度より約５億円少ない約65億円でした。

　遡及払い額１００万円以上の企業を集計したところ、是正企業数は前年度比で７社増えました。１０００万円以上に上るのは１１５社で、前年度から３社増加しています。

　対象労働者数は６万４９６８人、支払われた割増賃金は計65億７８１万円で、前年度に比べて４７２人、４億７８３３万円減少しました。１社当たりの平均額は６０９万円となり、労働者１人当たり平均額は10万円でした。