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違法時間外労働で 事業場3割に勧告
2021-06-28

 厚生労働省は、令和2年11月の「過重労働解消キャンペーン」において実施した重点監督結果を明らかにしました。法令違反により、是正勧告書を交付した事業場は、時間外労働関係で全体の3割、過重労働関係で2割となっています。

 監督指導実施事業場は9120社となっています。法令違反に基づき、是正勧告書を交付した事業場は、時間外労働関係で2807社、31%、賃金不払い残業で478社、5%、過重労働による健康障害防止措置の未実施で1829社、20%となっています。

 指導状況では、過重労働による健康障害防止措置が不十分なため改善を求めたものが3046社、33%、労働時間の把握方法が不適正だったものが1528社、17%でした。

 監督指導事例をみますと、労働者からの自己申告による労働時間と、業務で使うパソコンのログ時間にかい離が認められたため、事業場に対し実態調査を行わせた結果、割増賃金未払いが確認されたケースなどを示しています。

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