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　厚生労働省は、有効期限が切れた国民健康保険と後期高齢者医療制度の被保険者証について、市区町村に返却せずに被保険者自ら破棄できるよう、年内にも関連省令を改正します。

　被保険者証については現在、有効期限が切れたら速やかに市区町村に返還するよう、関連法の施行規則で規定されています。被保険者証は年１回更新されるため、そのたびに市区町村の窓口を訪れて返還するのは被保険者の負担となっていました。行政相談を受けた総務省が、病院などが有効期限を確認すれば悪用の危険性は低いと判断しました。