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労働局、昨年の一斉監督指導 県内建設現場の4割超、法令違反
2021-02-26

 群馬労働局は、県内197の建設現場で昨年12月に行った一斉監督指導の結果、89現場(45・2%)で労働安全衛生法違反があったと発表しました。前年から6・3ポイント増えました。手すりを設置しないなど墜落災害の防止に関する違反(31現場)や、離席中にエンジンを止めないなど建設機械災害の防止に関する違反(29現場)が目立ちました。

 土木工事は72現場のうち23現場(31・9%)で違反があり、前年比0・2ポイント増。建築工事は116現場のうち62現場(53・4%)で9・3ポイント増でした。

 違反が確認された89現場のうち、差し迫った危険のある14現場に対しては、作業停止措置などの行政処分を行いました。

 降雪などにより作業環境が変化しやすく、工事が集中することで労働災害のリスクが高まることから、毎年末に一斉監督指導を行っています。今回は新型コロナウイルス感染拡大を受け、マスク着用や手指消毒の徹底など予防措置についても指導しました。

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